アイドル者のアイドル噺
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メデューサの首 2
2022-05-31
するとパラス・アテーネは、満足したようににっこりと笑った。と思う中(うち)に、女神の姿は消えて、ペルセウスは夢から醒めた。彼は夢の中(なか)の事を考えて、何とも言えぬ不思議な心持ちになって、少時(しばらく)はぼんやり考え込んでいたが、その不思議を胸の底へ深く畳んで、船の方へ帰って行った。
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