字を読むのが苦手な人には、この方が取っ付き易いだろう。
……但し、かなりのダイジェストではあるが。
原著、開巻冒頭の挿画(中村不折)。
漱石の原文には、「いきなり頸筋をつかんで」とあるから、漫画版の方が忠実な描写と言える。
・追記(7日)。
八章で、野球のボール(作中では「ダムダム弾」)が庭に飛び込んだ際の対応。相手は中学生。
初版の挿画(中村不折)。
筆者が子供の頃、『鉄腕アトム』(手塚治虫)や『オバケのQ太郎』(藤子不二雄)や『おそ松くん』(赤塚不二夫)等にも類似の描写があった。
・蛇足(8日)。
打球に窓ガラスを割られて喜ばれるのは、イチロー……氏くらいだろう。