『相棒』第12話に関して
2026-01-15


「密室のトリック」自体は、あっさり片付けられていた。

そう言えば、シーズン2第5話「蜘蛛女の恋」にも或る密室トリックが用いられたが、比較的あっさりと説明されていた印象である。
まあ、その回は「探偵小説用語風」に言えば「犯行方法(howdunit) 」がメインでは無く、動機に関する「whydunit」に主軸が置かれている感じではあった。
その時の密室トリックは、カーター・ディクスン(ジョン・ディクスン・カーの筆名)の或る長篇のメイン・トリックにあったような気がする。
ミステリー作品のトリックに関しては、「借用」「応用」「ヴァリエイション」は珍しくない。「オマージュ」として、敢て用いる場合もある。
無論、偶然他の作家と同じトリックになってしまった場合もある。

シーズン2第3話「殺人晩餐会」の「凶器に関するトリック」も、ロアルド・ダールの短篇など幾つかの先例のヴァリエイションである。

……それにしても、陣川警部補が号泣しないエピソードは珍しいと思う(前例もあるが)。

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